7月の終わり、
マーニーかオール・ユー・ニード・イズ・キルかで迷った挙句、第三の選択…

トランセンデンス 観ました。

もうすぐ上映終わるし、ポイント溜まってるし、見てみるかって具合でチケット買ったんですが、
これがねーもうすっごく面白かったんですよ。。
もう上映終わりかけで今更何を騒いでんだと言われそうですが
すっごく面白かったので調子乗って太字とか赤字とか斜体まで使って語るよ。

 
実は勝手に映画の予告編を自ブログに挿入するの罪の意識が無くもない(でもやる)

一言で言うと、SF映画好きでそこに情緒が絡むならもっと好きって方にはひたすらオススメ映画です。


以降、ネタバレは抑えたつもりですが、読み返してみると結構ネタバレしてる気がしたので
いつか観ると決めてる人は読まない方が良いかもです。観るか観ないか迷ってる人向け。


予告編にもある通り、この映画の見所は、意識をコンピュータにインストールされたことで肉体から開放され、
無限の情報と思考力を得た科学者が、社会を、人々を、やがて自然までをも支配し
神の領域へと踏み込んでいく。まさに現代科学の脅威と人類の、未来をかけた極限の攻防…


…の裏にある、

人々の「弱さ」であり、「理想」であり、「愚かさ」であり、「愛」なのであります。

ほら見ろ調子乗るから愛とか言い出したよこの人。


なので逆に、


暴走したテクノロジーに支配される世紀末的未来を予見した、先端的でよく検証されたハードSF!
みたいな真っ当な期待を持って観ると、
あまりに多くの突っ込み所に忙殺されるか、オチで死ぬかもしれないという
幾多の危険を抱えてる気もしますが…

そんなことより!

恋愛物ばりの切ない心理描写をバリバリのSF映画として観せてくれる
なんて…

凄くいいじゃないですか。私はぶっち切りで好きですよ、 こういうの。




心理的な面に焦点が当てられるのも、インストールされた意識に人間性があると言えるのかどうか

その不安感が一連のテーマにもなっているので当然と言えば当然なのですが、

そんな言い方をして「じゃあ科学要素はお飾りのファッションSFなんだな?」と

突っ込まれたら言い返せないいや違う!断じて!


確かに人工知能や意識のインストールなんて題材としては目新しくもないし

サイエンスを通しての人間性が主題というのも古臭い。

フランケンシュタインの時代で止まってるとか、 要するにシザーハンズとか言われてる…


でも、そんな技術実はもうどっかで成功してるんじゃね?って思う位

SFと日常の境界が曖昧になった現代でそれをしたのは大きいと思うんですよ。

ネタバレっちゃネタバレになるかもしれないのでここではまだ書きませんが。。


意識のデータ化×ネットワーク=超越がちょっと突飛だとしても、

(ただしこの程度で突飛だと思ったらこの映画多分最後まで見れない)

壮大な展開を待っていたらヒューマンドラマに持っていかれて拍子抜けするとしても、


実際にトランセンデンスが実現した時、我々は何を以って人間性を判断するのか、

どんな心でそれと対峙しなければならないのかー

ー本当の脅威は、どこにあるのかー


そういうことをちゃんと考えさせてくれるだったと思います。


まあそうでなくても私はフランケンシュタインもシザーハンズも観たことがない位

狭い視野の映画観してるので滅茶苦茶新鮮でしたよね。ええ。

でもその手のテーマは普遍的な物だからいくらでもあって良いと思うんだ。


一気に説得力がなくなったところで、私が個人的に一番近い印象を持った映画を挙げるなら

ビューティフルマインドでしょうか。こちらは実在する数学者の半生を描いた映画でSFじゃないですが

この映画も同じような余韻がありました。テーマとそれを表す手法が近いのかもしれません。

…ん!そういえば親友君おんなじ俳優さんだ!


そして俳優といえば、トランセンデンスはジョニー・デップ主演です(遅)

それがまた設定とあいまって、人間なのか人間じゃないのか更に不安にさせてくる(笑)

ネット漁ってると「ジョニデじゃなくても良かったんじゃ?」って意見も見るのですが

あの本音なのか本音じゃないのか分かりにくい演技はやっぱりデップならではですよね。


とにかくだ。私この映画はテーマも演出も地味さ加減も全部好みだったので

見終わった後すっごい満足感で一杯でしたよ。切ないけどな…。

映像も繊細で美しくて、「何度でも観たい」と思わせてくれる世界観がありました。

冒頭に書いたようにSF映画好きでそこに情緒が絡むならもっと好きって方には只管オススメ。

漫画ですが、魔人探偵脳噛ネウロの電人HAL編が好きな人にもかなりオススメです。


ただし、この映画ですね、かき回すだけかき回した糞テロリスト共が報いを受けないどころか

彼らの期待したとおりに物事が進んでいくという点ではかなり胸糞悪いので要注意。

今頃腹立ってきた!フンフン!


……

……


さて。


ここまでだらだらとレビューなのか何なのか分からない文章を綴って一つ明らかになったのは

まだ書き足りないということです。

私にとって、映画は観た後偉そうに分析ごっこするまでが趣味 なんです。許してください。

…文にしないと余韻から現実に戻れないんですよ…。 

夏休みの宿題のごとくトランセンデンスの感想文を書く崖っぷちの朧とは私のことだ。

次回はがっつりネタバレも書きます