トランセンデンス観てからというもの潜在的に自認していた人工知能萌えが止まらないので
調子乗ってherまで観に行ってジャンル:ロマンスの意味する所に呆然と立ち尽くすオボロです。
あらすじは、離婚したばかりの傷心のセオドアが、寂しさから入手した
人工知能型OSのサマンサと恋に落ち、お互いに変わっていく話。
いやロマンスだって知ってたしそれでも所々はSFだったし良い映画だと思うけど
ニヒルでクールなオボロさんはOSにあんな自由意思で動かれて愛どうこう囁かれたら
普通真っ先にメーカーに問い合わせるだろ開発元は何考えてんだ、とか思っちゃったよね。。
慣れないロマンス映画の不毛なキャッキャウフフ展開に「サマンサ、そこでナノテクですよ!」とか
「分かった!セオドアがインストールされろ!」とか派手な解決を期待しちゃったよね。。
それにOSの人格が初めから完成してるし肉体ない割には当然のように肉体関係ありきだし
サマンサが奔放な女性の魅力を纏いすぎてぶっちゃけ人工知能である必然性を感じられなかったのですよ。
恋人がOSであることが話題の映画で恋人がOSであることに違和感を覚えてしまうとはこれ如何に。
元々人間で意識をサーバー上に移植されたとかならまだ分かるんだが…
は!いかん
これ以上書いたら「お前はトランセンデンスでも見てろ」って言われてしまう!
とにかくherは着地点のない人生の冗長さを含んだほろ切ない大人のロマンス。
OSと心を通じ合わせていく過程の中で、いつしか自分の真の感情に向き合っていく。
そして本当に大切なものは何か、ゆっくりと気づかせてくれるような…
うん。でも私は大人のロマンスより少年漫画的ロマンを満たしてくれるSFのが好きです。
だって大人のロマンスよく分からな
以下ネタバレ伏字
結末は、人工知能型OSは人々に愛を残し、無限の彼方へとレリゴーしてゆきました。ということで良いのかな。ちょっと唐突だった気もしますが。彼女と出会ったことで自分を見つめ直したセオドアがこれからどう生きていくかということですね。ですか?
非言語コミュニケーションはめっちゃ楽しそうだったです。
そして実は8000股位かけてたサマンサさん。まあOSだもの。切ないね。
皆のものであり貴方のものって結論は「世界で一つの彼女」というタイトルとの対比ができて良かった。
それでも彼女の愛は本物で、二人の過ごした時間や経験は真実だったんでしょう。
あとラストの手紙が良かったです。やっとセオドアが自身の感情を認めてくれて。
個人的にはイザベラの心理が凄く気になったので彼女テーマにして一本撮って欲しいなあ。
コメント
コメント一覧 (2)
「トランセンデンス」に続いて、「her/世界にひとつの彼女」も観ました。
トランセンデンスの方がしっかり愛していてよかったなあと。
サマンサは四六時中ずっと自分のために考えてくれて、吹き替えだと声が林原めぐみさんで、そりゃ恋もするわというのはわかるんですが、何というか製作陣が望む都合のいい女のような気がして。
人工知能ネタだと、有名映画なので既に観ているかもしれませんが「アイ,ロボット」が個人的におすすめです。
博士殺しの容疑者がロボットで、そして始まる人類とロボットの戦争。「1.人間に危害を加えてはならない」に従っているはずの中枢コンピューター・ヴィキはどんな抜け道を見つけたのか。ロボット嫌いの刑事・スプーナーと、最新型ロボット・サニーが築いていく友情もアツい、萌え(燃え)映画です。
吹き替えは観ていないのですが、herのサマンサは少なくとも最初の頃はチューニングされた人格だったと思っています。後半の展開は徐々に自我を持っていった結果なのかなーとか。空気感が美しくて、アート寄りの映画でしたね。
アイ、ロボットも良いですよね!観たのは多分10年以上前になりますが凄く面白かったのを覚えてます!そうそう、トランセンデンス観た後に思い出して、また見たいなーと思ってたんですよw
映画の最初の方は結構不気味で、近未来ミステリーっぽい雰囲気でしたよね。後半はアクション映画だったような気がしますが…。刑事さんの過去は悲しかったですねー。
実はヴィキの思惑をよく覚えてないのですが、人間を守る為だ、的なものでしたっけ?;
うーん、やはりもう一度観なければ!サニーにもまた会いたいし(笑)