irigutikaraki
10月31日はハロウィンですね。ハロウィンはもともとアイルランドの(というかケルトの)伝統行事です。
しかしながら私はまだ6月初旬の旅行のことを書いているという。うう。

あくまでも自己満足ベースですがなるべく綺麗な写真とか載せて楽しい記事にするんで、あの、そういう長期プロジェクトということで、大目に見ていただければ…。はい…。はい…。……ありがとうございます!



6月4日。念願のストーンサークルを見る。 
 

この日の為に前日は二大観光地を死ぬほど日焼けしながら周ったと言っても過言ではない。この旅行のきっかけとなった名作ゲーム、フォークスソウルでは、万霊節の夜アイルランドのとあるストーンサークルの地下で異界への扉が開く所から物語が始まるのです。 

まあこの日はちっとも万霊節じゃないので扉は開きそうにないですが折角来たんだからワンチャンあるかもしれないし是非ストーンサークル見たい。事前に検索しまくった結果どうにか自力で行けそうな場所に都合よくあったのがGlebeStoneCircleというもので、バスで一時間程の所にあるコング村を目指せば後は徒歩で行ける距離です。Googleマップでの度重なる予習を胸に出発~

zou 
なおコング村は映画「静かなる男」の舞台となった村で、ちょっとした観光地です。
観たことある人いるかな…?私はない。。 

発車ギリギリの所で「えっ!君コング行きたいの!?ならNextBusだよ!!」と教えてくれたバス運転手に命拾いしてどうにか目的地についた私。クソみたいなカタコトでも行きたい場所を伝えてみるの大事だな? 
まずはストーンサークル目当てなのでコング村近くの綺麗なお城(の門)前でバスを降ります。
siro

congmiti 
…でもこんな道歩いてるの私くらいしかいない。
20分くらい歩けばちゃんと入口があるので分け入っちゃいます。
 
iriguti 
ki
一気に開ける視界!遠巻きに不審がる羊!ワクワク止まらないぜ!!
中央のモコモコした木の下では、

stonecircle1
ストーンサークルが涼んでいました。 

stonecircle2 
stonecircle3 
ほう。。ほんとに…石が並んでいるだけの…シュールな光景だ。。

なお写真は隙間から撮れたんですが、実は周りに柵があって近くまでは行けません…。割と誤算。 
Glebe=教会所有区画らしいのでバリバリ管理されてるみたいですねー。 
とりあえず柵の周りをグルグル…歯欠けですが意外と円周長い。広い円です。
板みたいな石は設置面積狭くて倒れそうで恐い(倒れない)。
かと思えば安定感あるぽっちゃり系の石もあるし…。
はっ!お墓として故人の体型に似てる石を置いたとかなのでは!?
(5000年体型が語り継がれるとか恐い)(そういうことではない)
貧相な想力がものを言います。

その後も羊達に怪しまれながら広範囲を物色しますが
ここ神秘的に見えて足元には大量の羊糞トラップがあるから試練ですよ。

panorama
うろつきがいのある広さ。
野生の石

hanaki 
kakudai 
よく見ると、石垣の向こう、写真ではもはやジャギーにしか見えないけれど他にも列石らしきものがある。重要な土地だったんだろうなあ。巨石文明は紀元前3000年以上も前に栄えたとかで、これらが何を表してるのか正確には分かりません。それでもこの石たちはひたすら古代人からの使命を全うしようとそこに建ち続けてるんでしょうね。

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さて。

相変わらずの晴天でダークファンタジー感皆無なものの、静かで広くて贅沢な時間を満喫できたし、
そろそろ行き倒れそうなので戻ります。はるか遠い文明へのロマンを胸に、時々「ストーンサークル独り占めできたのヤバない??」と変な含み笑いを浮かべながらコング村へと歩き出す―

謎だらけのストーンサークル。また来れると良いな。

matane

おまけ▼
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アイルランドと言えば妖精伝説
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・小道に旋風がたつと帽子をとって挨拶する。
・夜は彼らの為にミルクを用意せねばならない。

カトリックの国でありながらケルト的な妖精への配慮MAX習慣を残すアイルランド。面白いです。ストーンサークルみたいな古代の遺跡には昔の神々が妖精に形を変えて住んでると言われており、歴史的な考察ではメルヘンで収まらない不気味な側面もあったりするからまた面白い。とかく妖精というのは気まぐれだったり気難しかったりする上に彼らのプライドを傷つけるとひどい報復までしてくる。油断ならない存在です。それでも旅行者の中には妖精に会いにアイルランドを訪れる方もいるんだとか。え?私?私は残念ながら会えませんでしたけど・・・


はっ!! もしかしたら…気づかなかっただけで…?!?!


本日の妖精候補
azami
しゃがんだ瞬間日焼けした手の甲に容赦なく刺さってきたアザミ。

つづく