貴重な一日を使って絵まで描いてしまった。久々の更新が映画感想なんですが、しないよりいいかなって。


トムクルーズtoriming

【ミッション:インポッシブル フォールアウト】


前作のローグネイションが物凄く面白かったので、新作は一体どうなるんだろう~と勝手に心配してたフォールアウト、か~っこ良かったんですよ。ずっとテーマ曲が頭の中で流れている。今なら私もインポッシブルなミッションに挑めそうな気がする。私が嵐だ。

今回のイーサンハントは運も悪いし泥臭いし走って跳んで完全に肉体労働。頭も切れないし場当たり的だしよく狭いところに挟まる。これはもうスパイ映画というより衝撃映像100連発なのでは。もっと言うとスパイ映画としては色々とダメなのかもしれないけど「ダメだけど面白かったぁ!!」となるしかなくて最高だと思いました。ダメっぽいところはプルトニウムそんな持ち方して大丈夫かな??!?!みたいなところです。あとガジェットがあんま出ない

でもずっとハラハラできます。心臓が浮きます。興奮しっぱなし。このシリーズはゴーストプロトコル以降、今回はこんな感じだよ!って方向に思い切りがよいので多少粗っぽくても気持ちよく見れますね。あまりハードボイルドではなくなってしまったけど(元々どうだっけ)、笑えるくらいかっこいいというか、潔さがあって信頼がおける。全シーン楽しませようとしてくれて「ありがとう、そしてありがとう!」(タイバニ)という感じでした。音楽も重厚でほんと良かったですね。


シナリオもバタバタしてたけど面白かったです。いくつか分からない所もあったけど。気になってた点が綺麗に着地してたのはホッとしました。


※ネタバレここから


気になってた点はジュリアとの関係。いつか決着つけないといけないはず、
どうやってつけるのかな?といらぬ心配してたんですがジュリアにも花を持たせる決着で良かった。でもイーサン、新たにフランス人婦警さんの心を盗んでないか心配。

もしかしてとは思ってたけどハンリー長官はこれからも見たかったので悲しいなあ。

あとウォーカーは次の敵として生きてて欲しいんだけどあの最期じゃ無理かなぁ。かっこいいので、ぜひ奇跡の復活して、顔半分焼け爛れたまま現れて、「生きていたのか!ラーク!!」となって欲しい妄想。死体映ってないし、大丈夫、大丈……………無理かなぁ。

観賞後に調べたら、シナリオができる前にアクションシーンを撮影したので演者は誰が味方で敵なのか分からないまま演技してたとのこと。その上でトイレでのウォーカーとイーサンの共闘を思い出すと妙に感慨深い物があります。最強東洋人もカッコよかったですね。

ウォーカーといえばヘリで「あのイカれ野郎体当たりする気だ!」って言うところ大好き。そうだよ、イーサンことトム・クルーズはイカれているのよ。観客は皆知ってる。

ドローンに発信機載せて追手を誘導するのも地味だけど好きシーン。

演出は全部びっくりしたけど、一番好きなのはやっぱり冒頭の病室です。かっけええ!となると同時に時間がギュギュッと巻き戻ってリスタートが真のスタートのようなエモさ(使ってみたかった)を感じました。あ~もっかい見たい!!


※ネタバレここまで


本当に不可能が連鎖してた。

次回作ではガジェットめっさ出して欲しいなあと思いました。でも科学技術は現実が凄い進んでるから、どの世代の人が見てもイイー!ってなるスパイ道具考えるの難しそう…。その点は俳優本人が生身で走ったり跳んだりする方がかえって色褪せにくいのかもしれんですねそんな感じで、とにかくとことん楽しませてもらって何ですが、リアルな話死人が出なくて良かったに尽きます。トム・クルーズさんはもう充分にイーサンハントなので今後はそれなりにCGやスタントマンを使って安全に夢を見せて欲しいんだけど、自分でやらないと満足しないんだろうなあ…。本当、気をつけて欲しいです。

思い返すと私がシリーズ1作目を初めて見たのはリアルタイムで幼い頃。見事トラウマに。しばらくエレベータ―乗れなかったわ笑。でも今日のイーサンも今まで通りスクリーンの向こう側で世界を救っていて、不滅だなあと思えてとても嬉しかったのです。歳のせいかな~、泣けてしまうぞ。


トム・クルーズがいるから夜も眠れる。おやすみなさい。